パソコン(PC)の森

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ベンチマークの話

【ベンチマークとは】
一般的にパーツの性能を測る為のソフトと漠然と認識されてはい
ますが、どういう構造でどういう条件での数値なのかは殆どの人
には知られていません。

今回は、ベンチマークはどういう処理の流れで数値を出している
のか書きます。



【基本的な処理の流れ】

【CPUベンチ】
【一つのデータを圧縮変換する速度で数値を出しているベンチ】

(予めストレージからメモリへデータを保存してから、圧縮して
保存するまで一セット)

ストレージ → チップセット → メモリ → CPUキャッシュ → Cor
e → CPUキャッシュ → メモリ → チップセット → ストレージ

CPUベンチ(圧縮)の処理の流れ
CPUベンチとありますが、実際はストレージの応答速度+メモリ
とCPUキャッシュ間のデータ転送速度
+Coreの処理能力が処理速
度として数値に出ています。
(実際は多Coreですが、今回は省略してあります)



【一つのデータを処理する速度で数値を出しているベンチ】
(予めストレージからメモリへデータを保存してから開始)
メモリ → CPUキャッシュ → Core → CPUキャッシュ →メモリ

CPUベンチの処理の流れ
メモリとCPUキャッシュ間の転送速度+Coreの処理能力が処理速
度として数値に出ています。



CPUベンチとは言いますが、実際は処理の為にデータをメモリか
らCPUキャッシュに読み込み、更にCoreまで転送する為、CPU単
所かCore(スレッドの性能)の性能なんて判りません。

判るのは、処理をする為に経由した機器の転送速度とCoreの性能
の合計
だけです。


しかも、基本的にソフトウェアと言うのは複数のデータを必要な
時に読み込む仕様になっている
為、

一つのデータだけを処理し続ける状態」なんていうのはエンコ
ードやシミュレータ演算、レンダリング
位しかありません。

だからCPUベンチでは実際の利用形態と用途に即した値が出る事
はありません。

つまりエンコードの性能位しか判らないと言う事です。

IntelCPUの特性とベンチマークの処理の流れを考えてみると面白
い事
に気が付くかもしれませんね。


2011年にAMD,nVidia,VIAが業界標準ベンチと言われた「SYS
mark
」を作っている団体「BAPCo」から一斉に脱退しましたが、

之はSYSmarkの処理の殆どが圧縮作業と特定のbit列をソートし
て画像を文字に判別するだけのOCRに重きを置いて実ユーザーの
行動/作業を反映していない
と言う理由でした。

まあ、「BAPCo」のオフィスが何故かIntel本社ビル内にあった
のも原因の一つかもしれませんが。
AMD、SYSmark 2012が信憑できないとして、BAPCoから脱退
NVIDIA、VIAもBAPCoから脱退



【GPUベンチ】
【一つのデータで決められた工程を実行するだけのベンチ】
ストレージ → チップセット → メモリ → VRAM(VGA上のメモリ)
→ GPU → VRAM → メモリ(ベンチの時のみ数値をPCに返す)


【複数データは読み込むが決められた工程を実行するだけのベンチ】
流れは上と同様

読み込むデータが一つか複数に成るかが違うだけで基本的に決め
られた工程
を実行しているだけなので、

判るのはVGAの最大描画能力とソフトが動くか動かないかが判る
だけで、実際のソフトで快適に動作するかはわかりません。


必要なデータを全て読み込んだ後予め決められた工程を実行して
行くだけのベンチと違い、

通常のソフトは必要な時に必要なデータをストレージから読み込
まなくてはならないのと、

入力やネットワーク等の割り込み処理が入る為処理の工程が違う
からです。

つまりベンチと実際のソフトは別物だと言う事です。


そもそも汎用目的のPC(Personal Computer)をソフト単体で動
かしているなんてことはあり得ないので、ベンチ単体で動作させ
ても実使用と同じ状況を再現なんてできないんですけどね。



数値の極限を求めるのも悪くは無いですが、現状のベンチの数値
は、単純に「ベンチと言うソフト」をうまく処理できただけの数
値と認識して置いた方が良いかもしれません。



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