Fan構成の悪いケースのエアフローに注意
【Fan構成の悪いケースのエアフローに注意】
簡易水冷クーラー搭載が一般的になって搭載する事を前提にして
いたり、光学ドライブが使われなくなった事を前提にしたPCケー
スが増えていますが、Fanの構成に問題があるケースが結構ある
様なので注意を一つ。
【デフォルトで使用すると正圧になるケースがある】

最近のケースは↑の画像の様に簡易水冷をフロントに取り付けら
れる様にフロント全てにファンが取り付けられる様になっている
物が多いのですが、
物によってはフロントx3、リアx1の構成になっていて吸気に対し
て排気が足りていない状態になります。

つまり、回転数が同じファンを全ての場所に搭載している場合デ
フォルトで正圧化するわけです。
問題なのは【ケースと冷却について】で説明している様に正圧化
していると上方に暖気が滞る為、CPUやVRM(電源回路)等が冷え
難くなる事です。

上記の様なケースを使用する場合はファンコンでフロントファン
の回転数を絞り、リアファンの回転数を上げて調節するか、リア
を回転数が高いファンに交換してエアフローのバランスを整えて
下さい。
↑の状況は上辺に隙間がほとんどない窒息ケースで特に排熱不足
になり易いので注意が必要です。
【ケースの例】
【Topに排気口のあるケースも注意】

フロントx3、リアx1の構成でもTopに排気口のあるケースもある
のですが、排気口があったとしてもファンの追加の仕方で冷えな
い状態になるので構成を工夫する必要があります。

Topに排気口があれば排気不足にならないのではないかと考える
人もいると思いますが、空気の熱伝導率は非常に低いので、多少
メッシュで穴が開いていても漏れ出る量は非常に少なく、ファン
を搭載して風の流れを作ってやらないとTopに排気口の無いケー
スと同様に正圧化して排気不足になります。
しかも中途半端に穴が開いている状態の場合、半端に気流が拡散
し、直進性が損なわれて奥に冷えた空気が行き難くなるのでCPU
周辺が冷え難くなります。

但し、Top全てにファンを付けると↑の画像の様に一番上の
ファンからフロントTopの方に流れが行ってしまって更に奥
に流れ難くなってしまうので、

リアTopの方だけに排気用ファンを取り付けてエアフローの
バランスを調節する様にして下さい。
(2020/6/21追記)
【簡易水冷を使用する場合】

簡易水冷のラジエータをTopにつける場合はフロント一番上からフ
ロントTopの方に流れが行ってもCPUを冷却できるので問題ない
のですが、
メモリやVRM(電源回路)辺りが冷え難くなるのでラジエータに取
り付けてあるファンの回転数に対して、フロント真ん中のファン
とリアファンの回転数を上げて直進性を確保して下さい。
【ケースの例】
最近冷えないと言っている者でケースが原因で冷えない状態にな
っていると言う事が結構あるので、他者と比べて冷えない時はケ
ースのエアフローのバランスを確認する様にして下さい。
【エアフロー関連】
【CPUクーラーの選び方】
【ケースと冷却について】
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簡易水冷クーラー搭載が一般的になって搭載する事を前提にして
いたり、光学ドライブが使われなくなった事を前提にしたPCケー
スが増えていますが、Fanの構成に問題があるケースが結構ある
様なので注意を一つ。
【デフォルトで使用すると正圧になるケースがある】

最近のケースは↑の画像の様に簡易水冷をフロントに取り付けら
れる様にフロント全てにファンが取り付けられる様になっている
物が多いのですが、
物によってはフロントx3、リアx1の構成になっていて吸気に対し
て排気が足りていない状態になります。

つまり、回転数が同じファンを全ての場所に搭載している場合デ
フォルトで正圧化するわけです。
問題なのは【ケースと冷却について】で説明している様に正圧化
していると上方に暖気が滞る為、CPUやVRM(電源回路)等が冷え
難くなる事です。

上記の様なケースを使用する場合はファンコンでフロントファン
の回転数を絞り、リアファンの回転数を上げて調節するか、リア
を回転数が高いファンに交換してエアフローのバランスを整えて
下さい。
↑の状況は上辺に隙間がほとんどない窒息ケースで特に排熱不足
になり易いので注意が必要です。
【ケースの例】
Cooler Master MasterBox Lite 5 RGB ミドルタワー型PCケース CS7146 MCW-L5S3-KGNN-02 (2018/5/20) CoolerMaster |
【Topに排気口のあるケースも注意】

フロントx3、リアx1の構成でもTopに排気口のあるケースもある
のですが、排気口があったとしてもファンの追加の仕方で冷えな
い状態になるので構成を工夫する必要があります。

Topに排気口があれば排気不足にならないのではないかと考える
人もいると思いますが、空気の熱伝導率は非常に低いので、多少
メッシュで穴が開いていても漏れ出る量は非常に少なく、ファン
を搭載して風の流れを作ってやらないとTopに排気口の無いケー
スと同様に正圧化して排気不足になります。
しかも中途半端に穴が開いている状態の場合、半端に気流が拡散
し、直進性が損なわれて奥に冷えた空気が行き難くなるのでCPU
周辺が冷え難くなります。

但し、Top全てにファンを付けると↑の画像の様に一番上の
ファンからフロントTopの方に流れが行ってしまって更に奥
に流れ難くなってしまうので、

リアTopの方だけに排気用ファンを取り付けてエアフローの
バランスを調節する様にして下さい。
(2020/6/21追記)
【簡易水冷を使用する場合】

簡易水冷のラジエータをTopにつける場合はフロント一番上からフ
ロントTopの方に流れが行ってもCPUを冷却できるので問題ない
のですが、
メモリやVRM(電源回路)辺りが冷え難くなるのでラジエータに取
り付けてあるファンの回転数に対して、フロント真ん中のファン
とリアファンの回転数を上げて直進性を確保して下さい。
【ケースの例】
GEH Antec New Gaming NX300B (2019/9/12) ANTEC |
最近冷えないと言っている者でケースが原因で冷えない状態にな
っていると言う事が結構あるので、他者と比べて冷えない時はケ
ースのエアフローのバランスを確認する様にして下さい。
【エアフロー関連】
【CPUクーラーの選び方】
【ケースと冷却について】
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