パソコン(PC)の森

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公式の製品発表はよく確認を

【公式の製品発表はよく確認を】

定期的に大きなイベントや会社独自のイベント等でメーカーがPC
パーツの製品発表をしますが、

発表している情報を鵜呑みにしてはいけない事が多々あるので注
意を一つ。



【記事の例】
1Intel COMPUTEX Preview: New Products Deliver Real
-World Performance — Up to 2x Gaming and 8x AI Boost

2Intel 10nm Sunny Cove ’10th Gen Ice Lake’ ES CPU S
ingle-Core Performance Leaks Out, On Par With A 5.3 G
Hz 9700K at Just 3.7 GHz – Intel Comet Lake & AMD Ry
zen 3000 Results Leaked Too




【注釈を読むとおかしい比較になっている例】
記事1で10nmで出される新しいMobile CPUのIce LakeはRyze
n 7 3700UよりAI演算試験用のIAXPRT8.8倍の性能があると
書いていますが、

注釈の構成と設定を確認すると、比較すること自体おかしな構成と
設定である事が分かります。



【記事に書かれている構成】
【Ice Lake】
Core i7-1065G7(10nm)(恐らく)
4C/8T
1.3/3.9GHz(恐らく)
TDP 15W(PL1):実際は35W以上
8GB LPDDR4X-3733
Intel SSD Pro 760P 256GB(R:3210 MB/s W:1315 MB/s)


【Picasso】
Ryzen 7 3700U(12nm)
4C/8T
2.3/4GHz
TDP 15W
8GB DDR4-2400
SK Hynix BC501 256GB(R:1600 MB/s W:780 MB/s)


以上が比較した構成になりますが、1.3GHzの時だけTDP15Wで
TBが効いて全Core3.5GHz以上になるとTDP35Wクラスの発熱
が出る為そもそも比較しているCPUのクラス帯が違う上に、

メモリがNative 3200のDRAMしかない現状で3733と言う事は
OC(Over Clock)している
と言う事でありNativeな2400と比較
はおかしく、

さらにストレージの読み込みと書き込みの速度が2倍の製品を利用
しています。


試験時にストレージからの読み込みや書き込み速度も含んでのベ
ンチの場合は確実に影響が出るし、メモリの周波数は直接の処理
速度に直結するしベンチ用の数値計測にも影響が出ます。

更にCPUのTDPが高い場合はそれを想定した冷却機構になってい
る為、高周波数に張り付く時間が長くなる様になっています。

つまり、上記は不公平な構成での比較と言う事が分かる訳です。



【消費者に係わる問題点】
これだけ差がある構成で比較なんてしたら差が出るのは当たり前
なのですが、Ice Lakeは基本設計が今までと変わっていない為、
セキュリティの脆弱性が無くなっていません。

注釈を見るとわかりますが、「すべてのセキュリティ更新プログ
ラムを反映しているとは限らない
」と書かれていると言う事は、
性能が下がる緩和策を充てていない可能性があります。

つまり、実際に製品で出る時は性能が下がった状態になる可能性
があると言う事です。

後、OCメモリは確実に日本のメーカーPCでは採用されないし、海
外メーカーでも採用されることは滅多にないので上記の構成でPC
が発売されることはまずありえません。


『宣伝用だけ高性能カスタム品で販売する製品は低性能品だった』
と言う話はPC以外でもよく聞く話ですが、発表時のPCと同じ物は
手に入らない
と考えて下さい。



【公式発表時に確認が必要な部分】
製品の発表が出たら以下の事は確実に確認して下さい。

・PCのパーツ構成
・ソフト自体の情報
・ソフトの設定

以上の情報が書かれていない、若しくは上記の記事の様に構成が
おかしい場合は参考にしてはいけません。



Intelは前にも【Intelが機器調査会社に悪質な調査結果を書かせ
】で説明している様な悪質な構成で比較して一般消費者を騙す
様な広告を出していましたが、Intel自体も上記の発表の様に同様
な事をしているので注意が必要です。

因みに、上記の英文を翻訳して日本の広告企業であるImpress W
atchが記事にしていたわけですが、問題のある構成の情報を一切
記載せずに記事を出すというより悪質な行為をしているので、日本
のPC系広告企業の記事は特に注意が必要ですね。


今回はIntelを例に出していますが、他のPCパーツを扱っているメ
ーカーでも同様な事をしている事があるので、公式情報はよく確
認して読む様にして下さい。



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