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Intel第9世代CoreプロセッサーのR0ステッピングについて

【Intel第9世代CoreプロセッサーのR0ステッピングについて】

3月に発表され、最近OEM用のバルク等で入荷し始めたCoffee L
ake Rの新ステッピングR0のステッピングについて注意を一つ。



(2019/12/26追記)
9世代のステッピングの判別の仕方自体を知りたい場合は【Intel
第9世代Coreプロセッサーのスペックナンバーについて
】を確認
して下さい。

スペックナンバーをリスト化してあります。



【R0ステッピングの基本情報】
1:前ステッピング及び8世代をリブランドした製品と基本性能が
同じ
2:Spectre V2、Meltdown V4、MDSを回路改修で緩和して
いる
3:BIOSのアップデート及びOSのクリーンインストールが必要



【基本情報から分かる注意点】
R0ステッピングで出るCPUのCore数や周波数、キャッシュの値
はP0と8xxx番台の置き換え品を9xxx番台にリブランドした製品
と変わりません。

例えばリブランド品とリフレッシュ9世代版と新ステッピング版が
混在しているi5-9400FU0P0R0全て6Core 2.9GHz L3:
9MB
になります。

つまり性能は全く変わっていません。



脆弱性についてですが、V2やV4はともかくMDSを認めてVCEに
申請したのが2018年の6月なので、完全改修なんて不可能です。

9900Kの時に海外メディアが検証して発覚した事ですが、

回路改修されてソフトウェア緩和無効の9900Kと脆弱性の緩和を
充てた状態のi7-8086KをCore数と周波数をそろえて比較した所、

緩和策を充てて性能が低下した8086Kと9900KのCore当たりの
基本性能がほとんど変わらないと言う事が判明しています。

つまり、回路改修でMBを介して制御出来る様に変更しているので
処理工程が増えており、ソフトウェアでの緩和策と同様に性能が
低下したまま
と言う事になります。


また、単純な回路改修では根本的な修正は不可能なのと、回路設
計のやり直しは数年単位の時間が必要なので、発覚時点から1年以
内に完全な対策なんて不可能です。

だから、前回もそうですが今回の回路改修での対応は緩和策でし
かない
と考えられます。

緩和策はすべての攻撃を防ぐ事が出来るわけではないので、脆弱
性が消えた訳ではないと考えて下さい。

まあ、それ以前に今年に入って発覚しているSPOILERやSGXの問
題、チップセットの脆弱性は残っていますので、CPUやチップセ
ットにセキュリティの問題があるのは変わりません。



今回はOSの入れ直しが必要となっていますが、これは回路改修の
影響で処理の工程が大幅に変わり、専用の制御方式に変える必要
が出たからだと考えられます。

処理工程を省いてセキュリティを無視していた脆弱性を緩和する
為には処理方式を変えて処理工程を増やす必要があるので、

今回はBIOSの制御変更だけでは対応出来なかったのかもしれま
せん。



【R0ステッピングを選択する時の注意】
性能はP0と一切変わっていないと考えられるので、P0からの買い
替えはほとんど意味が無いと思われます。

また、脆弱性が完全に対策された訳ではなく、依然としてセキュ
リティの問題が残っていると言う事を認識し、今後の緩和策でさ
らに性能が低下する可能性を考慮する覚悟が必要です。



9900Kが出た時もそうですが、広告企業が誤認する様な情報の出
し方をし、ネット対策企業がそれを利用して対策されたと嘘を拡
散し始めているので、騙されない様によく調べる様にして下さい。



【Intelのその他脆弱性関連】

IntelのSGXがマルウェアで利用可能な問題が発覚
Thunderboltに周辺機器を介した攻撃を受ける脆弱性が発覚
Intel CPUの新たな脆弱性SPOILERについて
Intelのチップセットにデバッグ機能を有効に出来る問題
Intelの新たな脆弱性MDSについて
P0ステッピングはMDSでMeltdownが再発していた
Intelのサーバ用CPUに情報漏洩する問題
ZombieLoad V2について
IntelのSGXに新たな攻撃方法が発覚
Intel CPUの内蔵GPUに情報漏洩する問題
Intel CPUにフィルバッファから狙ったデータを取得できる問題


【SpectreとMeltdown関連】
Intel CPUの致命的な設計不良によるセキュリティ問題
Spectre PrimeとMeltdown Primeについて
SpectreとMeltdown用調整BIOSの配布リスト
IntelのハードウェアセキュリティSGXの脆弱性BranchScopeについて
Spectre Next Generationについて
Spectre Next Generationについて2
Intel CPU及びARM対象のSpecterの新しい亜種について
SpectreRSBについて
NetSpectreについて
Intel CPUの新たな脆弱性L1 Terminal Faultについて
SpectreとMeltdownに関係する新たな攻撃方法について
SplitSpectreについて

Intelの脆弱性に対するApril 2018 Update(1803)用マイクロコード
Intel CPUの浮動小数点演算回路部分の脆弱性について
仮想コア技術の脆弱性PortSmashについて

AV-TESTがSpectreとMeltdownを利用したマルウェアを収集
中国からのSpectreとMeltdownを利用した攻撃に警戒を
DAWGは現行のCPUとは関係ない


【ステッピング関連】
Intel第9世代Coreプロセッサーはセキュリティの脆弱性が残っている】(P0について)
Intel第9世代Coreプロセッサーのスペックナンバーについて


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