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DAWGは現行のCPUとは関係ない

【DAWGは現行のCPUとは関係ない】

MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究者がDynamically Alloc
ated Way Guardと言う新たな方式で、MeltdownとSpectreを
ある程度防ぐ事が可能になると発表しましたが、

日本の広告企業が現行のCPUにも有効であるかの様に読める記事
を出していたので注意を一つ。



【関連記事と論文】
1DAWG: A Defense Against Cache Timing Attacks in S
peculative Execution Processors
(論文PDF)
2MIT system aims to prevent attacks made possible b
y Meltdown/Spectre

3MITで開発されたメモリ分割方式により未来のMeltdown/S
pectreバグを防げる




【DAWGについての注意】
初めに書いておきますが、論文の初めの文にwe propose minim
al modifications to hardware
と書いてある様に、

DAWGで提案した方式に回路構造を変更する事である程度防ぐ事
が出来ると言う事を言っているので、

今までに発売されている、又は今後1年~1年半以内に製造される
CPUには関係ありません



【DAWGの内容】
DAWG(Dynamically Allocated Way Guard)とはMeltdown
とSpectreの攻撃主に使用されるL3キャッシュ等の共有キャッシ
ュの構造を変え


プログラムやデータ毎に格納するキャッシュを分割分離して他の
ソフトから使用しているメモリアドレスの特定や内部のデータに
干渉をし難くする
方式です。

現行Xeonに実装されているCAT(Cache Allocation Technolog
y)に近い方式ですが、更に発展させたものになります。


V1とV2についてはこの方式である程度防げる様になると言う事
ですが、確実に防ぐ事が出来る訳では無いと言う事なので、解決
する方法ではなく今の所緩和策と言う事になります。

唯、MITの研究者は今後も研究を続けて攻撃手段を潰していくつ
もりと言う事なので、今後の発展に期待したい所ですね。



掲示板等でDAWGについての記事を持って来て現行のCPUの脆弱
性が問題なくなる、と言う様なミスリードを書く者が現れている
ので注意して下さい。



【SpectreとMeltdown関連】

Intel CPUの致命的な設計不良によるセキュリティ問題
Spectre PrimeとMeltdown Primeについて
SpectreとMeltdown用調整BIOSの配布リスト
IntelのハードウェアセキュリティSGXの脆弱性BranchScopeについて
Spectre Next Generationについて
Spectre Next Generationについて2
Intel CPU及びARM対象のSpecterの新しい亜種について
SpectreRSBについて
NetSpectreについて
Intel CPUの新たな脆弱性L1 Terminal Faultについて
SpectreとMeltdownに関係する新たな攻撃方法について
SplitSpectreについて
SWAPGS Attackについて

Intelの脆弱性に対するApril 2018 Update(1803)用マイクロコード
Intel CPUの浮動小数点演算回路部分の脆弱性について
仮想コア技術の脆弱性PortSmashについて

AV-TESTがSpectreとMeltdownを利用したマルウェアを収集
中国からのSpectreとMeltdownを利用した攻撃に警戒を


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