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【社外CPUクーラーを初めて使う時の注意点】

冷却性や静音性を高めたい時に高性能な社外のCPUクーラ
ーを導入しようとすると思いますが、

今回は社外クーラーの装着時に注意する事を書きます。
(2017/9/7時点公開)



【付属しているサーマルグリスに注意】
リテールクーラーや一部社外簡易水冷クーラーには、サーマ
ルグリスが初めから塗布されているのでそのまま装着すれ
ば良いだけなのですが、

社外クーラーの場合基本的に単体パッケージのグリスとして
付属しているので、自分で適切な分量を装着時に塗らなけれ
なりません。

ある程度使っているうちに適切な分量が分かる様になります
が、初めてだと失敗する可能性があるので、以下の事に注
意する必要があります。


【付属のサーマルグリスは一回分ではない】

注射器型サーマルグリス(クリックすると拡大)
付属しているグリスのパッケージは↑の様な注射器タイプと、
虎徹 MarkⅡ(一番下までスクロール)Contac Silent 12
に付属している様な使い切の小袋タイプがあります。

大きいサイズの注射器タイプの場合、グリスの量が一回分の
量ではないと直ぐに判断できると思いますが、

適量が分かっていない時に小さい注射器や使い切りの小袋
の場合一回分だと勘違いする事があります。

特に小袋の場合開けてしまうと保存性が無いので勘違いし
易いですが、結構多めに入っています。


だから全部乗せてしまって盛大にはみ出させる失敗をする事
が多々あるわけですが、

はみ出た非導電性グリスが掃除の時にSocketに垂れて
点の導通を阻害したり
、金属(銀、銅)が入っている導電性グ
リス
の場合垂れた場所によってはショートするので注意が必
要です。


もったいないと思うかもしれませんが、適切な分量を乗せた
ら密閉出来る小型容器に入れておくか、諦めて捨てましょう。

尚、有機溶剤が揮発してしまったグリスは使用出来ないの
で、注射器タイプのグリスを新たに買った方が良いですね。



【サーマルグリスはSocketに塗らない】
常識的に考えられない事ですが、昔から定期的にCPUを装
着する前にSocket側にグリスを塗る猛者が存在している様
です。


サーマルグリスはCPUのヒートスプレッダとクーラーの熱伝
導の橋渡しをする為のものなので、CPUの回路に通電する
為の接点に塗っても意味がありません。

それどころか接触不良を起こして起動できなくなったり、動作
が不安定になる、千本以上あるピンが短絡して最悪焦げる
可能性もあるので絶対にやってはいけません

cpugoo
am i doing it right?

ネット上に↑の様なジョーク動画が存在していますが、引っ
かからない様にして下さい。



【金属入りグリスの導電性について】
ヒートスプレッダがCPUの基板に搭載されていなかった時代
から、の入ったグリスが基板上の電子部品についた
状態で通電して燃やしてしまったという話や、

はみ出したグリスが接点に掛かった状態で装着して通電し
たらSocketのピンが焦げたという話があります。

含有量がどうであれ金属が入っている時点で導電性がある
と考えて下さい。



検索サイトでシルバーグリスと導電性で検索すると導電性が
無いと書いてある記事が上位に来ますが、実験自体がお粗
なので信じない様にして下さい。

豆電球と乾電池を使って実験していますが、状況が全く違い
ますし、電流の値が違います。


グリスで短絡する原因(クリックすると拡大)
どういう事かと言うと、乾電池1.5Vで最大1000mA(1A)
出力であり、豆電球は1.5Vで0.3~0.5A必要になる訳で
すが、

銀や銅を含有していても有機溶剤自体は導電性が無いので
乾電池程度の出力では直接の経路上にグリスを置いても通
電しません。


状況が違うというのは、PCの場合回路として通電している
状態で隣り合わせた回路が経路の途中でグリスを介して接
続している状況なので、

実験の様に初めから電流が流れないのではなく、流れてい
る状態で隣と経路が繋がってしまっている
という所です。


CPUのCoreにかけられる電圧は0.7~1.4V程度ですが、電
流が10~90A流れるので、電流が流れている状態で経路が
出来てしまうと導電性が低くても回路毎にグリスに圧力が掛
かって通電し易くなり通電
してしまいます。

図では2回路で説明していますが、CPUの接点は千本近くあ
る上に過密で間隔が狭いので、ちょっとした量のグリスでも
複数本の接点に触れてしまいショートし易くなる訳です。


またMB上の電子部品やスロットについてですが、CPUと違っ
て機器の経路には3.3V5V12Vの電圧がかけられている
ので、元からグリスによる接続が起きやすい状況になります。

特にSocketの周りには12VをCPU用に変圧する回路(VRM)
があるので、危険です。


シルバーグリスの製品ページにリード線、回路、端子間など
に付着しない
様に注意書きがされているのは上記の事が原
因なので、

シルバーやブロンズグリスに導電性が無いというのはであ
り、取り扱いに注意が必要になると言う事です。



グリスの盛り過ぎはよくある事ですが、最悪故障の原因にな
るので注意しましょう。

数万したCPUとMBが焦げて買い直しとか目も当てられませ
んので。



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