パソコン(PC)の森

2019/11123456789101112131415161718192021222324252627282930312020/01

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

一般消費者を騙す提灯ライターの話 2

【一般消費者を騙す提灯ライターの話 2】

前に書いた一般消費者を騙す提灯ライターの話が長くなっている
のと、新商品が出て酷い記事が上がっていたので、今回は続きと
して新しく書きます。
(2017/3/3時点公開)



【基本的な情報について】
提灯記事とは何か、手口、ライターについては【一般消費者を騙
す提灯ライターの話
】で確認して下さい。



【PC系提灯記事の手口】

【対応していないベンチソフトで計測する】
新しい製品の制御仕様に対応していないベンチソフトで計測して
不正確な情報を根拠に嘘を書いている事があります。


特定の回路を使って処理する時はプログラムでその回路を使用す
る様に命令を書いておかないと処理に使用されません。

回路構造が新しく制御方法も変わっている場合、従来の命令指定
では回路全体が使用されなかったり、全く使用されない
でおかし
な数値が返されてしまいます。

上記の様な数値は指標にはなりえないわけですが、それを根拠に
ネガティブな印象を与えます。



(2018/2/13追記)
【高額パーツを引き合いに出して印象操作をする】
構成を比較する時に、意図的に高額なパーツを引き合いに出して
比較し、コストパフォーマンスが悪いかの様に書いている事があ
ります。



(2018/11/21追記)
【メモリのレイテンシで数値を細工する】
最近のCPUはJEDECの策定規格で選別されたDRAM搭載のメモリ
が出るよりも先に上位の規格にメモコンが対応している事がある
のでレビューにはOCメモリが使われる事が多いのですが、

比較対象側のメモリをメモコン対応の周波数に合わせてデフォル
トで動作する周波数で計っている様に見せかけて、レイテンシの
数値を少なくしてOC状態で計測
する細工をしている事があります。

メモリのレイテンシとはCPUからメモリにデータを読み込み命令
を出した後、実際にデータがCPUにあるキャッシュにデータが詠
み込まれるまでの待ち時間です。

つまり数値を少なくするほどデータの読み込みが早くなるので、
ネイティブで動作させるよりも性能が良くなります。


例えば持ち上げたい製品に対して使用し、性能が近い、又は上で
あるかの様に見せかける時に使用している事があるので注意して
下さい。


Core-i9 9900Kは2666対応だが、レイテンシを14-14-14にOC
した状態
で数値を計ってデフォルトの動作に見せかける等。

DDR4 2666のJEDECのレイテンシ規格は17-17-17、18-18-1
8、19-19-19、20-20-20であり、現在市販しているネイティブ
2666のメモリは基本的に19-19-19なので、

一般消費者がネイティブメモリを購入してデフォルトの周波数で
動作させてもレビューの様な処理能力は出ません。

レビューの構成とDDR4 SDRAM(WIKI)に載っている表で比較
しOCしていないか確認して下さい。



(2018/12/6追記)
【電源プランで消費電力を細工している可能性】
広告企業のレビューを見ると不自然にアイドル時の消費電力が低く
見えたり、高く見える事がありますが、

Windowsの電源プランを利用して都合よく数値を細工している可
能性があります。


どういう事かと言うと、現在のCPUは負荷率によって周波数が変
動する様になっているのですが、電源プランによって周波数変動
の制御の仕方が変わって消費電力も変わる
からです。


基本的にWindowsの電源プランは省電力、バランス、高パフォー
マンスとあるのですが、

省電力はCPUに設定してある最低周波数をアイドル時に使用し負
荷がかかった時だけ周波数を上げるが、負荷が下がると出来るだ
け早く最低周波数に落とそうとします。

バランスは、アイドル時は最低周波数にしているが、負荷が掛か
ると省電力設定より周波数が上がりやすく、負荷が下がっても周
波数はゆっくり下がって性能が落ち難くします。

高パフォーマンスは略定格の最高周波数より少しだけ低い周波数
をデフォルトで設定し、性能が常に出る状態にしているのですが、
電圧も常に高い状態になるのでアイドル時も消費電力が上がり
ます。

つまり、電源プランを変更する事でアイドル時の消費電力を低く
することが出来ると言う事です。


良く見せかけたい方はアイドル時に省電力で計測し、悪く見せか
けたい方は高パフォーマンスで計測する、と言う様な事をやって
いる可能性があるので注意が必要です。


また、最低周波数の違いも考えないといけません。

IntelのCPU最低周波数を1GHz以下に設定している物があり、
AMDのCPUやAPUよりデフォルトが低い事があるので、省電力プ
ランでもアイドル時の消費電力がその分低くなります。

周波数に対して掛けられる電圧も下がっているので低いのは当た
り前
なのですが、消費電力だけ数値化するとまるで全体的に消費
電力が低いCPUであるかの様に見せかけられる訳です。

なので、比較されているCPUやAPUの記事を見る時は、各CPUや
APUの省電力プラン時のアイドル時の周波数を調べる様にして下
さい。



【処理設定の実行を外す細工をしている可能性】
ソフト名が日本と海外で違うソフトの注意点】で触れています
が、GPUメーカーがソフト毎に処理を最適化する為に処理設定(A
pplication Profile
)を用意しており、

処理設定はソフトの実行ファイル名(.exe)を参照して実行される
様になっているので、実行ファイルの名を処理設定に登録して無
いファイル名に変えてしまう
と↑の記事に書いてある様にグラフ
ィックデータをフルロードして処理が遅くなります。

つまり、処理設定を意図的に外せば数値を落とすことが出来る訳
です。

ほぼ同じ構成で明らかにfpsが違っている事があったらこの細工を
疑って下さい。



【対応していないベンチソフトで計測している例】
4gamer:Ryzen 7 1800X(記事が出るまで下にスクロール)

2017/3/3に発売されたAMDの新CPUのRyzenですが、前世代
と全く違う回路構造に変わっており、キャッシュ周りの制御方法
も変わっているので、SiSoftwareのSandraやFinalwireのAID
A64
新しい処理構造に対応出来ていません

現在AMDと各社が協力して調整中 というレビューの中の1記事か
ら事前にAMDから情報が出ているはずなのですが、

その注釈も無い処か、不正確な数値を基にメモリ回りに問題があ
りゲームに向かないという嘘を書いています。

因みになぜ嘘かと分かるかというと、実際の実行結果が続々とネッ
ト上に動画としてアップされているからです。


【動画の例】
1:ワンズちゃんねる #311(後半) AMD RYZEN(WD2は1時
間辺)

2:Ryzen 1700 vs i7 7700K | An Unbiased Look at Ben
chmarks

3:Ryzen 1700 vs i7 7700K REVIEW | Best CPU Under $
350?

4:AMD Ryzen 1800X vs Intel i7-5960x vs Intel i7 6800
K Gam
ing Benchamark

5:Ryzen 7 1700 vs i5 6600k Test in 7 Games (GTX 106
0)

6:AMD Ryzen 7 1700 Test in 7 Games (GTX 1060)

ゲームに向かないというのは完全にですね。

動画を見た感じ提灯記事は、各ベンチの設定か数値をいじって細
工もしているのかも知れません。


載せてはいませんが、他の広告企業のレビューも注釈はしていて
もおかしな論調で説明していたりするのは、Intelから各社に送ら
れた催促メール
に従っての事かもしれません。



(2017/4/17追記)
【複合的なネガティブキャンペーンの例】
4Gamer:6コア12スレッド対応CPU「Ryzen 5 1600X」のオ
ーバークロックテスト。全コア4.2GHz動作にゲーマーは何を期待
できるか
(記事が出るまで下にスクロール)

【改良されたマイクロコード入りBIOSが無いMBを使用】
現状AMDによるマイクロコードの調節が現在進行形で行われてい
る状況ですが、

既に第一弾として出ている改良版のマイクロコード入りのBIOS
無いMBを選んで使用しています。


まずAGESAの説明が間違っていますが、AGESAはファームウェ
アでは無く、BIOSに含まれるCPUの制御用マイクロコード(制御
命令)の事です。

メモリコントローラもCPUに内蔵されている為、DRAM辺りの読
み込みも変化しているだけでMB全体用ではありません。

2017/4/10~4/12の時点でAGESA入りのBIOSを配布している
上位MBが複数存在しているにもかかわらず出ていないMBを使う
とは意図的に入っているBIOSが出ていないMBを選んでいると考
えてもおかしくないでしょう。



【4Core以下しか使わないゲームベンチを使用】
ゲームベンチに4Core以下しか使用しないものを集めて計測して
います。

1600Xは6Core、1800Xは8Coreなので性能の判断は出来ま
せん。



【磁界に影響がでる環境でクランプメーターを使用】
消費電力を計測するのに、送電ケーブルの送電時に発生する磁界
から逆算
するクランプメーターを使用している時点で話になりま
せん。

MB上が電子パーツだらけで磁界に影響を与える状況で正確な値が
出るわけが無いからです。

気温や地磁気で変動するゼロ調節が手動な為、調節せずに測って
いる可能性もあります。

但し、仮に調節していたとしてもどの道ノイズだらけの場所で測
っている
時点で話になりませんが。

後、IntelのCPUと違いストレージ用コントローラ(SATA)やUSB
コントローラがCPUダイに統合されている事で増えている電力に
ついての言及もしていません。



【まな板でMBが冷却されない状態でOCをしている】
ケースと冷却について】で前に説明していますが、まな板状態
でサイドフローのCPUクーラーを搭載した場合、MBが全く冷却出
来ません


上記の事がどうOCに関わってくるかと言うと、CPUに電圧を与え
るにはVRMという電源回路で電源ユニットから入力される12Vの
電圧をCPU用に変圧する必要があるのですが、

OC時に電圧を上げるとVRM発熱が上がる為、冷却しないと電気
抵抗が上がって信号送信に必要な電圧を確保し難くなり、OC耐性
が下がります



つまり、OC耐性を見る場合はケースに入れてVRMも冷やせる実際
の状況に近い状態にしないと意味がないと言う事です。

意図的に冷えない様にしてOC耐性が落ちる様にしています。

ネガティブな印象を与える目的だけの記事は本当に悪質ですね。



(2018/2/13追記)
【高額パーツを引き合いに出して印象操作をしている例】
4gamer:デスクトップPC向けRaven Ridgeはゲーマーの選択肢
になるか?
(記事が出るまで下にスクロール)

レビュー用に貸し出しているキットの構成は確実に動作させられ
る様に高額なパーツを入れている事が多いのですが、

一般販売しているメモリの価格帯を出さず、意図的にキットに組
み込まれていたメモリの価格だけで比較しています。

Core i5 8400 + GT 1030 + DDR4-2666 8GBx2で、22,00
0~23,000 + 9,200~11,500 + 22,000~25,000 = 53,200
~59,500円
で、

Ryzen 5 2400G + DDR4-3200 8GBx2(F4-3200C14D-16
GVK)は21,384 + 34,000 = 55,000円強になるので値段が変
わらずコスパが悪いという結論ありきの記事になっていますが、

3200 8GBx2のメモリは23,800円からあるしAPUは2933対応
なので、定格で使うなら24,381~27,000円程度の3000を選択
しても良い為、最安で45,000ちょいに抑えられます。

つまり実際は5,000~14,000円差が出るのに意図的に価格帯を隠
すことでコスパが悪い様な悪質な印象付けが出来る訳です。



前にも書きましたが、本当に日本の広告系サイトは役に立たない
し、それ処か一般消費者には害にしかなりません。

更に悪質な記事を参照してネガティブキャンペーンをネット上で
企業を使って展開させているので注意して下さい。



【提灯記事関連】

一般消費者を騙す提灯ライターの話
個人レビューの注意点


このBlogはBlogランキングに参加しています。
役に立ったと思った方はクリックをお願いします。




総合情報に戻る

TOPに戻る

| 小話 | 20:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント


TRACKBACK URL

https://pcnomori.blog.fc2.com/tb.php/296-fe91a855

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT