パソコン(PC)の森

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HDDの状態について

【HDDの状態について】

PCの動作が不調になったりデータが破損している事に気づいた時
S.M.A.R.Tを読むソフトを利用してHDDの状態を確認すると思
いますが、

今回はHDD状態について書きます。



【S.M.A.R.Tとは】
S.M.A.R.T(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Tech
nology
)とは、1997年辺りからHDDに搭載された障害の早期発
故障の予測を目的とした機能です。

HDDが対応した各種検査項目をリアルタイムに自己診断して状態
を数値化します。

尚、標準でWindows上から見る機能はありませんが、CrystalDi
skInfo
等のフリーソフトやHDDベンダの専用ツールでHDDから
読み込んで確認する事が出来ます。



【HDDのデータ領域について】
以下で説明する検査項目はHDDの構造を理解していないと何を説
明しているか意味が分からないので、【アロケーションユニット
サイズについて
】のデータ領域の説明を読んでから下へ読み進め
て下さい。



【検査項目と内容】
SMART.png(クリックすると拡大)
表を見ると50近くありますが、用途や一般向け、ビジネス向け、
又、HDDベンダーによって標示する項目や項目数が違っています。
(閾値(しきい値))

一般向けのHDDだと背景が白い項目の内の17~18項目程度が標
示されます。

グレー背景の項目は基本的にビジネス用途向けのHDD、システム
で使う情報なので殆ど気にする必要はありません。



【重要な項目】
項目IDを赤くしてありますが、一般用途で重要なのは以下の項目
です。

01Raw Read Error Rate(リードエラーレート)
05Reallocated Sectors Count(代替処理済のセクタ数)
0ASpin Retry Count(スピンアップ再執行回数)
C2Temperature(温度)
C5Current Pending Sector Count(代替処理保留中の
セクタ数)
C6Off-Line Uncorrectable Sector Count(回復不可能
セクタ数)

上記の項目は基本的にハードの状態についての項目ですが、特に
重要なのが05,C5,C6です。

この3項目に問題が出るとデータが破損したり読み込み不能になっ
たりと、データ消失する致命的な原因になります。

問題が出た場合は出来るだけ早く別のHDDにデータを移動してお
かないと何時の間にか破損していたり読み込めなくなる可能性が
ある為、定期的に確認するのが望ましいですね。



【実際に標示するソフト】
有名所ですが、CrystalDiskInfoと言うフリーソフトでS.M.A.R
.T
の情報を表示することができます。


正常時(クリックすると拡大)
フリーソフトを立ち上げるとこんな感じに項目が表示されます。

重要な項目は赤で囲った所なので、上記の項目の表で内容を確認
しつつ自分のHDDの情報を確認してみてください。

項目の違い(クリックすると拡大)
尚、上記でHDDベンダによって項目が違ってくると書きましたが、
HitachiWDを比べると項目が違っていることが確認できますね。



【障害が出ているHDDの例】
回復不可能セクタ数が増加(クリックすると拡大)
このソフトは健康状態が状態によって正常注意異常と悪化し
た分だけ変化していきますが、

注意の状態で既に致命的な問題が出る可能性があるので、注意程
度だからと甘く見てはいけません。

C5,C6生の値上昇する時はデータ領域の磁気がおかしくなっ
ているか、物理的に破損している可能性があるという事ですが、

このHDDに入れておいた写真のデータがいつの間にか破損してい
て、一見正常に見えるのに読み込むと下半分が灰色一色になって
いたと言う事がありました。



【情報の注意点】
S.M.A.R.Tの情報は基本的にHDD自体のデータ領域やハードの状
を標示しているだけなので、内部にあるデータそのものの状態
は分りません。

データが壊れる可能性が高い状態であると予測はできますが、ど
のデータが壊れるのかは判断は出来ないと考えて下さい。



PC自体の起動やソフトの起動や読み込みが遅くなった、データが
いつの間にか破損していたといったHDDが原因の問題は少なくな
いので、

定期的にS.M.A.R.Tの情報を確認して早目に対策が出来る様にし
ておくと良い思います。



【HDD関連】

アロケーションユニットサイズとは
デフラグについて


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