ディスプレイの解像度とは
【ディスプレイの解像度とは】
今回はディスプレイについて書きます。
【画素(Pixel)と解像度】
画素を説明する前にどの様にして発色しているかを説明し
ます。
【光の3原色】

ディスプレイやTVモニターといった発光した状態で色を表現する
機器は、
2色以上の色を組み合わせて別の色を作る加法混合と言う方法で色
を表現しています。
発光体、つまり光の場合は赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3
色を組み合わせる事で白を表現出来る為、上記の3色の組み合わせ
によって発色をしています。
尚、現在一般的な32bitカラーでは各原色の輝度を0~255までの
256段階で変える事で0,0,0~255,255,255の16,777,216通り
の色を表現できます。
(32bitは処理速度に合わせた値なので実際の色表現は24bit)
【画素(Pixel)とは】

上記でディスプレイの発色の仕様を書きましたが、画素とは発色
をする為に必要な最小の単位の事です。
画像の様に赤緑青の光の三原色1セットに纏めたものを画素(Pixel)
と言います。
更に実際の物理的な発色部分を点(dot)として表現します。
因みに、FHD(1920x1080)のディスプレイでは1dotが細かすぎ
て確認はほぼ不可能ですが、TVだと比較的1dot辺りが大きい
ので、
虫眼鏡等で拡大すると3色が並んでいるのが確認出来ると思います。
【解像度とは】
ディスプレイを調べると、解像度FHD(1920x1080)やWQHD
(2560x1440)と言った感じに数字が書かれているのが確認出来
ると思いますが、
これはディスプレイ上に物理的に配置されている上記の3色1セッ
トの点(dot)の数です。
FHDの場合横に1920個、縦に1080個の点が並び、画面全体が1
920 x 1080 = 2073600個の点で表現されていると言う事を表
しています。
つまり解像度とは、画面全体に配置されている物理的な画素の密
度の事です。
画像は点の数が多いほど微細に綺麗に表現できるので、解像度が
高い(物理的な画素数が多い)ほど綺麗な画像として表現できます。
(点描画やモザイク画の原理と同様)
今話題の4K(3840x2160)だと8294400個とFHDの4倍の密度
の点で表現される為、かなり綺麗な画像になりますね。
【GPUに掛かる負荷の違い】

動画を見たりゲームをやる時に、ゲームクライアントや再生ソフ
トの解像度を設定して起動する事でGPUが演算する画像処理の負
担を調節すると思います。
解像度の低いディスプレイと高い物ではっきりとした物理的な違
いが分るのは当然ですが、
解像度の高いディスプレイでクライアントの解像度を解像度の低
いディスプレイと同じ解像度にして起動しても、
低いディスプレイで標示した時の負荷と同じにはなりません。
どう言う事かと言うと、GPUはクライアント内の画像だけではな
く、同時にクライアント外のデスクトップの静止画像も秒間に数
十枚標示しているからです。
例えば、画像の様にFHDのディスプレイでWXGAの解像度でゲー
ムを起動しても、GPUの負荷はクライアント+デスクトップの分
だけ掛かる為、
純粋にWXGA(1280x720)のディスプレイにフルスクリーンで標
示した時よりも負荷が高くなります。
つまり、FHDでフルスクリーンで標示した時よりも負荷は低くな
るが、WXGAのディスプレイで標示した時よりも負荷が高くなる
ので、ゲームの設定を気をつける必要があると言う事です。
負荷の分だけfps(1秒間の描画枚数)が下がってしまうので。
広告企業のサイト等のレビューと似た構成なのに、fpsがどうやっ
ても、下になる、上になると言う時はディスプレイによる差の可
能性があるので覚えておくと良いかもしれません。
【ディスプレイ関連】
【fpsとリフレッシュレートについて】
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【画素(Pixel)と解像度】
画素を説明する前にどの様にして発色しているかを説明し
ます。
【光の3原色】

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機器は、
2色以上の色を組み合わせて別の色を作る加法混合と言う方法で色
を表現しています。
発光体、つまり光の場合は赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3
色を組み合わせる事で白を表現出来る為、上記の3色の組み合わせ
によって発色をしています。
尚、現在一般的な32bitカラーでは各原色の輝度を0~255までの
256段階で変える事で0,0,0~255,255,255の16,777,216通り
の色を表現できます。
(32bitは処理速度に合わせた値なので実際の色表現は24bit)
【画素(Pixel)とは】

上記でディスプレイの発色の仕様を書きましたが、画素とは発色
をする為に必要な最小の単位の事です。
画像の様に赤緑青の光の三原色1セットに纏めたものを画素(Pixel)
と言います。
更に実際の物理的な発色部分を点(dot)として表現します。
因みに、FHD(1920x1080)のディスプレイでは1dotが細かすぎ
て確認はほぼ不可能ですが、TVだと比較的1dot辺りが大きい
ので、
虫眼鏡等で拡大すると3色が並んでいるのが確認出来ると思います。
【解像度とは】
ディスプレイを調べると、解像度FHD(1920x1080)やWQHD
(2560x1440)と言った感じに数字が書かれているのが確認出来
ると思いますが、
これはディスプレイ上に物理的に配置されている上記の3色1セッ
トの点(dot)の数です。
FHDの場合横に1920個、縦に1080個の点が並び、画面全体が1
920 x 1080 = 2073600個の点で表現されていると言う事を表
しています。
つまり解像度とは、画面全体に配置されている物理的な画素の密
度の事です。
画像は点の数が多いほど微細に綺麗に表現できるので、解像度が
高い(物理的な画素数が多い)ほど綺麗な画像として表現できます。
(点描画やモザイク画の原理と同様)
今話題の4K(3840x2160)だと8294400個とFHDの4倍の密度
の点で表現される為、かなり綺麗な画像になりますね。
【GPUに掛かる負荷の違い】

動画を見たりゲームをやる時に、ゲームクライアントや再生ソフ
トの解像度を設定して起動する事でGPUが演算する画像処理の負
担を調節すると思います。
解像度の低いディスプレイと高い物ではっきりとした物理的な違
いが分るのは当然ですが、
解像度の高いディスプレイでクライアントの解像度を解像度の低
いディスプレイと同じ解像度にして起動しても、
低いディスプレイで標示した時の負荷と同じにはなりません。
どう言う事かと言うと、GPUはクライアント内の画像だけではな
く、同時にクライアント外のデスクトップの静止画像も秒間に数
十枚標示しているからです。
例えば、画像の様にFHDのディスプレイでWXGAの解像度でゲー
ムを起動しても、GPUの負荷はクライアント+デスクトップの分
だけ掛かる為、
純粋にWXGA(1280x720)のディスプレイにフルスクリーンで標
示した時よりも負荷が高くなります。
つまり、FHDでフルスクリーンで標示した時よりも負荷は低くな
るが、WXGAのディスプレイで標示した時よりも負荷が高くなる
ので、ゲームの設定を気をつける必要があると言う事です。
負荷の分だけfps(1秒間の描画枚数)が下がってしまうので。
広告企業のサイト等のレビューと似た構成なのに、fpsがどうやっ
ても、下になる、上になると言う時はディスプレイによる差の可
能性があるので覚えておくと良いかもしれません。
【ディスプレイ関連】
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