パソコン(PC)の森

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PCの『相性』とは

【PCの『相性』とは】

自作PCをやっていれば一度は聞く事がある『相性』と言う言葉、
パーツの組み合わせや周辺機器を接続した時に起こる原因不明
されている動作不良について良く使われますが、

今回はその『相性』についての小話を一つ



【相性と言う言葉が使われる場面】
自作PCを組んでいると、別の構成では問題無いのに特定の構成
動作不良を起こすと言う事があります。
(例:メモリ、電源ユニットとMBの組み合わせ等)

また、PCに周辺機器を接続した時に動作不良を起こしたり、認識
しない
こともあります。
(カードリーダーやUSBメモリ、外付けHDD等のUSB接続の周辺
機器)

上記の様にパーツや周辺機器其の物には問題が無いのに組合せに
よって動作不良が起きるので『相性』と言う言葉が使われます。



【相性の実態】
上記の場面で「原因不明の動作不良だから相性が悪い」と言った
感じに『相性』と言う言葉が使われるわけですが、

実際は原因不明ではなく、その原因が専門知識を持った人間でな
いと判断出来ない
だけで『相性』と言う事象は存在しません。



【よく相性と言われる物の例と原因】

【メモリ】
DDR2辺りまではメモリの容量に対して価格が高く、動作テスト
をしているメーカーパッケージのメモリは高価だったので、安価
バルクメモリを購入するのが普通でしたが、

そのバルクメモリと言うのは、動作テスト省いていたり、大手
家電PC用に購入された中でも厳しい動作テスト通過できなくて
返品された物
だったりと、品質がばらばらで個体差があったので、
動作不良を起こす事が良くありました。


だからメモリには相性があるとよく言われているわけですが、こ
れはBIOSの標準設定では制御出来ない物が存在しているからです。

急速に安価になって、動作テストをしたパッケージ品を購入する
事が普通に成った現在でもメモリ側に物理的な不具合が無くて動
作不良を起こすのは、上記の事が原因です。


【主な原因】
BIOSの標準設定では制御出来ないメモリがあると上記しましたが、
これの主な原因はCPU内にあるメモリの転送速度や電圧等を制御
する為のメモリコントローラ質と制御則の問題です。

単純に、メモリコントローラの質や制御則が原因でメモリを制御
出来ない
から動作不良や動作不能に成っているわけです。


【他の原因】
電源ユニットの質やMBの電源回路の質によっては、安定した電圧
かけられない事がある為、メモリの制御が出来ない事があります。

また、DDR3-1333が出た当時に1ch辺り2枚挿しを想定して作ら
れていなかった
為、1ch辺り2枚挿しを1333ですると動作不良に
なる事があった様に、メモリ側の仕様制御出来ない事もあります。


【最近の例】
最近だと、Sandy Bridge(Core i第2世代 2xxx番台)のメモリコ
ントローラ
質が悪く、制御が出来ないメモリが多く出ていま
した。

AMDの方は比較的問題が出難いのですが、Intelの場合【IntelCP
Uの特性
】で述べてある様に、特定条件化で高速化する制御の仕様
上、制御が出来ないメモリが出やすくなっている為、注意が必要
です。


尚、メモリOC用のXMP制御とは、Intelのこの制御則にあわせて
OCする為のもので、そのままOCすると制御が出来なくなる可能
性が高いから専用に用意しているわけです。

後、AMDよりもデフォルトで対応できるメモリの速度低いのは、
上記の変則的な制御則のせいで高速メモリを安定して制御出来な
からです。



【MBと電源ユニット】
パーツに必要な容量を満たしているにも拘らず、特定の電源MB
を組み合わせると、動作が不安定になったり起動できない事があ
ります。


【主な原因】
電源ユニットの質とMBの電源回路の質にあります。電源ユニット
出力の安定性MB電源回路の質によっては起動する為に必要
な安定した電圧が足りない場合があります。

特にIntelの場合、質の低い電源ユニットやMBを想定していない
と思えるほど、デフォルトが殆ど余裕の無い設定なので、注意が
必要です。

また、電源ユニットの省電力機能によって出力が足りなくなって
動作不良や起動不能に成る事もあります。


【他の原因】
チップセットの設計不良で電源によっては電圧不足で制御が出来
なくなることが有ります。


【最近の例】
Intelの6シリーズチップセットは、初期にリコールされて問題の
部分(クロックジェネレータ)を結線しない事で問題を回避したの
ですが、

MBの中にはクロックジェレータがあることを前提に設計した物が
結構あり、MBの設計が更新される前(B3ステッピング配布から大
体半年)に購入した物の中には省電力機能を搭載した電源だと起動
が出来なかったり
、出力の安定しない電源だと不安定になる等か
なり問題が出ました。



【USB接続の周辺機器】
2.03.0のUSBポートに下位の周辺機器を接続した時に動作不良
や認識不能
な事が有ります。


【主な原因】
チップセットの中にあるUSBコントローラか、外部搭載された
部チップ
の設計上の問題のエラッタ(構造上の欠陥)が原因です。


【最近の例】(2012/10/9時点)
MBの選び方】でも触れていますが、Intelチップセットは5,6,
7シリーズと2世代前からUSBコントローラに問題を抱えており、

USB1.1の同期デバイス(USB接続の外部オーディオアンプ等)と
非同期デバイス(マウスやキーボードを同じ系統に接続して同時に
実行すると、音が飛んだりノイズが入る等の問題が起きたり、

エラッタのせいで2.0、3.0共に下位互換に問題が出て、周辺機器
(カードリーダーや外付けHDD)が正常に機能しなかったり、認識
しない
事があります。


尚、USBの周辺機器を製造メーカーの商品情報には、大抵「全て
の機器で動作を保証しているわけではありません。
」な感じに注
意書きがされていますが、

上記の事が原因なので、周辺機器側ではどうにも出来ない為、
作を保証出来無い
からです。



【回避方法】
基本的には、発売から直ぐには買わず情報を集める事です。

ある程度すれば、どの組み合わせで問題が出るのかの情報が出て
来るため、それを確認してから選ぶ事で不具合をある程度回避出
来ます。

ある程度知識があるなら技術情報を公式HPに読みに行く方法も一
つの手です、不具合の状況とエラッタを照らし合わせて対処法が
見えてくる
ことも有るからです。


Intel
チップセットの技術情報は、非常に分かり難い場所にある為、
式サイト
右上にあるコンテンツ検索で「何 Series」とチップセ
ットのシリーズ名
で検索しないと出てきません。


AMD
Tech Docsで左の項目のChipsetにチェックを入れるとチップセ
ットの技術情報が出てきます。

但し、全てのチップセットについて出て来るわけではありません。



相性と言われる不具合の殆どは、エラッタ仕様上の問題が原因
と成っていて、情報を入手すれば回避できたり、対処できる事が
少なくありません。

相性と言う言葉で切り捨てる前に、原因を探って対処出来る様に
成れば、PCをより使いこなせる様になると思います。



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パソコンの愛称問題とは、製造しているメーカの技術力の差と、仕様に関する理解力の差と、実装能力の差がもたらす不具合の相乗状態を言います。
それを、不具合や技術力不足、知識不足、能力不足と認めたくないから、愛称と言って逃げているのです。
要は、不具合(欠陥品)なんです。

| | 2018/09/16 09:59 | URL |















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