パソコン(PC)の森

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安物PCに注意

【安物PCに注意】

某アウトレットショップDが12月から格安なPCを販売するとニ
ュースになっていますが、構成に問題があるので注意を一つ。



【関連記事】
ドンキ、1万9800円のフルHDノートPC発売



【何が問題なのか】
CPUからしてローエンドなので基本的にお勧めできない事は
置いといて、問題はメインメモリとストレージにあります。


【少なすぎるメインメモリ】
薄型で基板にDRAMを直接付けてある様ですが、CPU内蔵
GPUを使用しているのに2GB(2048MB)しか搭載していま
せん。

FHD(1920 x 1080)を表示する為にはある程度容量が必要
なので恐らく256~512MBVRAM用に仕様すると思われま
すが、

そう考えると、使えるのは1536~1792MBと言う事になります。


Windows 10 64bit版はOSを立ち上げた時点で340MB程度
食う上に、バックグラウンドで動作するソフトやドライバが起
動した段階で500MBは行くので、

起動処理が済んだ時点で3割近く容量を使ってしまいます。

そんな状態でメモリを食いつぶし易いレンダリングエンジンの
Blinkを使用しているGoogle ChromeやFire Fox等のブラウ
ザで最近の重いサイトや動画サイトを閲覧すると、

直ぐにメモリの使用領域が70~80%を超えてストレージ側の
仮想メモリにアクセスしっぱなしになります。


eMMCはSSDと同じフラッシュメモリを使用していますが、接
続の仕様の関係上リードもライトも約130MB/sで1/4程度
かありません。

ちょっとしたネットサーフィン程度でも遅くなりますし、ネットで
検索しながら他のソフトで作業をやろうとすると遅延が発生し
て苦痛に感じる可能性が高い
と思われます。



【ストレージの容量と耐久性の問題】

【容量について】

Windows 10 64bit版のシステムデータはデフォルトで24GB
もあり、最低限のソフトがインストールされていると更に1~2
GB減ります
が、搭載されているeMMC32GBしかありま
せん。

しかも上記した様に仮想メモリを使いっぱなしになる可能性
を考えて2GB分必要になると仮定すると、デフォルトで4~6
GB
しか空きがありません。


殆どソフトが入れられない上に、容量な無さ過ぎて大型のW
indowsアップデート
出来ないので、

最悪プリインストールのソフトを諦めて大型アップデートの度
にクリーンインストールする必要も出てくると思われます。


一応USB接続で外付けストレージ(HDD、SSD)を接続した上
でそこにインストールするという方法もありますが、

レジストリに設定データを多く置くソフトも存在しているのと、
ストレージをうっかり外した状態で起動するとエラーを吐く可
能性があるので、取り扱いがさらに難しくなります。



【耐久度の問題】
上記した様にeMMCはSSDと同じフラッシュメモリを使用して
いますが、

フラッシュメモリは【フラッシュメモリとは】で説明している様
に、物理的に損傷していく仕様なのと、容量が少ないほど寿
命が短くなります。

問題なのは、容量が少ないのに上記の仮想メモリの常用化
があると言う事です。

書き換え、書き込み、消去時に劣化しますが、常に仮想メモ
リを使用する事ででそれが繰り返される事になるので、余計
寿命が短くなります。


一番致命的な問題なのはeMMCがBGA接続、つまりハンダ
で基板に直で搭載
されている事です。

システムデータが入った外部記憶装置が基板に直付けされ
ているので、フラッシュメモリが劣化して死んだら交換も不可
能でPCその物が使用できなくなります。

しかも容量が少ない上に劣化も早い為3年持つか怪しい上に、
故障した時点で修理行必須でeMMC交換なのでデータ全損
になります。



ローエンド構成のPCはビジネス用途に一定の需要はありま
すが、この機種に関しては構成の問題が影響して使用感が
悪くなり易く寿命も短い
と思われるので、全くお勧めできま
せん。

一見安く見えますが、耐久度と使用感、それに使いこ成す為
にはある程度知識が必要になる事を考えると、安物買いであ
るのは全く否定できませんね。



衝撃事実、大企業のチップやシステム導入、社会貢献とか
大げさな謳い文句で広告記事を書かせている様ですが、

お勧めできる様な代物ではないので、引っかからない様に気
を付けて下さい。

知り合いが買いそうになったら止めた方が良いですね。



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Skylake以降のチップセットのIME問題

【Skylake以降のチップセットのIME問題】

Intel構成の場合IntelAMTを利用したPCの遠隔操作が出来
ますが、どうやら機能の根幹であるIMEにUSBポート経由で
干渉する事が出来る問題が発覚した様です。



【関連記事】
Intel CPUs since Skylake susceptible to USB vulnera
bility




【IMEとは】
IME(Intel Management Engine)とは、チップセットに内蔵さ
れているリモート管理用のコントローラのことで、

BIOSに用意された独自のOSで動作し、AMT用の設定を有
効にしていると未起動状態でも管理用PCから対象のPCの
ハードやネットワーク設定の情報を取得
できたり、

BIOSの設定変更やOSを起動する事が出来ます。



【JTAGとは】
JTAG(Joint Test Action Group)とは、電子回路に使用す
る電子部品の接続端子が微細で多数になるにつれて、端子
に直接接点しての物理的な検査が不可能になった為に規格
化された、

電子回路用のテスト手法です。


専用のポートにJTAGコントローラを接続し、端末からコントロ
ーラを経由してコードを送って走査させる事で検査やファーム
ウェアのデバッグや設定の変更
が出来ます。



【見つかった脆弱性とは】
Skylake以降のチップセット(100、200、300シリーズ)内蔵の
最新IMEのJTAG用のデバッグポートに、

USB経由で到達可能であることが判明した様です。


上記した様にJTAGはテスト用である為、検査修正用にコー
ドを実行しやすい様にアクセス許可を強めに設定してあり
ます。

つまり、BIOS上からではPASSが必要な設定変更もPASSを
無視して直接コードを実行
できる様になっているわけです。


なので、USBポートに小型端末を接続し、直接コードを送るだ
けでIMEの設定をいじる事が出来る様になってしまっている
と言う事です。



【考えられる問題】
基本的にIMEは初期設定が必要ですが、機能自体は有効に
なっているので設定変更が常に可能な状態です。

だから、いつの間にUSB経由で設定変更を受けていて、遠
隔操作で情報を抜かれていたり、PC自体を操作されると言
ったことが起きる可能性があります。


因みにUSB経由であれば到達できると言う事は、USBメモリ
に仕込むタイプのマルウェアに攻撃者の任意の設定を自動
で実行出来るプログラムを仕込まれると、

USBメモリを使用してたらいつの間にかリモートPC化して
いた。

と言う事が起きる可能性もあると思われます。



【現状の対策】
問題があるのはIMEの制御プログラムなので、プログラム修
正で対処が可能であると思われます。

とりあえず、100~300シリーズチップセットのMB所持者は、
修正済みのBIOSFirmwareが出るまで待ちましょう。


後は外部記憶用機器(USBメモリ、外付けストレージ)用のマ
ルウェアに掛からない様に注意する事と、定期的にBIOSで
IMEの設定の確認する事ですかね。



(2017/11/23追記)
ASUSのMBでは既にBIOSの項目に単体で上げられるMEU
pdateTool
が載せられている様です。

但し、入っているバージョンが近いバージョンじゃないとエラ
ーが出る可能性があるので、

MB全体のBIOSを最新のものに上げてからMEUpdateTool
を使う様にして下さい。


(2017/11/24追記)
どうやらWindows上からピンポイントでアップする場合はドラ
イバを充てておかないと駄目な様なので、

サポートのChipsetの項目にあるManagement Engine Int
erfaceImprove system stability
をインストールする必要が
ある様です。

メーカーによって名称が違っていると思いますが、ドライバも
充てる必要があると考えて下さい。



前のAMT問題の時は機能を有効にしていないと関係ありま
せんでしたが、今回は機能の設定そのものを有効にされて
操作出来る様にされる可能性があるので、

対策されるまで油断し無い方が良いかもしれません。



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| ハードウェア | 13:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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色覚検査と工学系についての小話

【色覚検査と工学系についての小話】

PCとは関連しませんが、色覚検査についての記事から工学
系にも関連すると思い浮かんだので小話を一つ。



【記事】
<消防採用試験>色覚検査を実施 厚労省は原則廃止



【色覚異常とは】
視神経の色を感じ取る受容体に問題があり、光の3原色(赤、
緑、青)に其々対応している神経の感度が一部弱かったり完
全に喪失している事で、

正常な加算混合が出来ず、目から入る色の認識が正常に出
来ない
視覚異常の事です。



【色覚検査について】
2003年に色覚検査が差別と言う意味不明な理由を基に学
校での検査が廃止されていましたが、

進学や就職時になって色覚が正常でない事が発覚して不適
正としてはじかれるという問題が出て来たので、

2016年から再度義務化されました。



【工学系と何が関係するのか】
座学上での設計等では問題ないのですが、電気回路や電子
回路等を学ぶ時に実際に電子部品や電線を使用して回路を
構成しようとすると問題が出ます。


どういうことかと言うと、一定以上の電子部品には規格が書
いてあるので問題ないのですが、形状や大きさによっては書
けないので色で仕様を判別する様にしているからです。


例えば抵抗本体の色で素材を表し、抵抗値をカラーコード
で判別出来る様にしているので、色を正確にとらえられない
と物が何か判別できません。

また、回路、機器間の電線も色で素材や役割を変えてあった
りするので、色を正確にとらえられないと配線に問題が出
ます。


一応テスターで検査すれば判別できますが、いちいちテスト
する必要があるのと、配線の仕方や、接続の状態によっては
テスト不能な場合があるので、

正常色覚の者と比べると不利な状況であるのは変わりあり
ません。



【色覚異常での制限は就職差別ではない】
某所で差別と書いている所がありますが、色覚異常で職種
を制限される事は差別ではありません。

色を使った判別をしている事柄について、緊急時の判断が
出来なかったり重大事故を引き起こす可能性
を事前に潰す
為には制限を掛ける必要があるからです。


例えば工業機械で配線を間違えると、燃えたり吹っ飛んで被
害額が数百万~数千万と言う甚大な被害がでたりします。

また、航空会社の整備士が配線を間違えて飛行中に燃えた
り計器異常で事故が起きるとかシャレにならないのは理解で
きますよね。

つまり制限は必要な措置であって差別ではない訳です。



昨年やっと検査が再開されましたが、進路に影響が出る可
能性があるので、空白期間(2003/3~2016/3)で一度も色
覚検査を受けてない人は早めに検査を受けた方が良いでし
ょう。

アノマロスコープを所持している近場の眼科を探して下さい。



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Coffee Lakeの注意点

【Coffee Lakeの注意点】

2017/11/2に第8世代Core iプロセッサのCoffee Lakeが
発売されましたが、色々注意する事があるので、

今回はCoffee Lakeの注意点の注意点を書きます。



【CPU側の注意点】

【CPUクーラーはTDP+39W以上対応の物が必要】
Sky Lake以降基本的に公表TDPに対して+39W対応のCPU
クーラー
が必要になりますので、

リテールクーラーが付いていないモデルを購入する時は注意
して下さい。


8700Kの場合はTDP134W以上対応の物が必要です。

尚、Core数が増えた分だけ消費電力と発熱が増えているの
で、Kaby Lakeよりも全コア最高負荷時の発熱が上がってい
ます。

場合によってはそれ以上の性能のクーラーじゃないと冷却不
足になる可能性があると考えた方が良いかもしれません。


現状ではわかりませんが、Kaby Lakeと同様の温度スパイク
問題
がそのままの可能性があるので、

初めからTDP240W以上対応の高性能クーラーを購入するか、
情報が出るまで様子見した方が良いかもしれません。



【MB側の注意点】

【Socketは同じでも互換性が無い】
SocketはSky LakeやKaby Lakeと同じLGA 1151ですが、
6Core用に制御配線を電気的に変えているので200シリー
100シリーズチップセット搭載のMBと互換性が完全に
ありません


Coffee Lakeに関しては、Socketだけで判断しない様にし
て下さい。


勿論、前、前々モデルのCPUも300シリーズチップセットで
は動作しません。

物理的にCPUを搭載できても動作しないので、間違えて買
わない様にして下さい。

Sky LakeやKaby Lakeを搭載して起動すると配線違いで最
悪接続端子が焦げる
可能性があるのでやらない様に。


店頭だと注意されると思いますが、ネット店舗でバラで買うと
間違える可能性があります。

300シリーズチップセット(現状Z370)しかCoffee Lakeは動
作しない
と覚えておきましょう。



(2017/11/8追記)
【ASUSのインタビューについて】
Asus Interview: Andrew Wu (ROG Motherboard PM)

正確に言うと変えているのは演算時やデータ送受信時に使
用する接続端子の場所
なので、BIOSに前モデル用の制御
プログラムを入れるか、

100、200シリーズのMBにCoffee Lake用の制御用プログ
ラムをBIOSに入れれば、CPU毎に使用する接続端子を変
える事でCPUに合わせて制御が出来る様にはなると思い
ますが、

ASUSが答えている様に、Intelが止めているので、恐らく対
応される事は無いと思われます。



【300シリーズチップセットにはSRTが無い】
事前情報だとチップセットにUSB3.1 Gen2のコントローラが
載ると言う話が出ていましたが、ありませんでした。

と言うか200シリーズチップセットと仕様が一項目を除いて全
く同じ
なので、唯のリネームですかね。

但し、SSDを搭載した時によく使うデータをSSD側にキャッシ
ュしてアクセス速度を改善するSRT(スマート・レスポンス・テ
クノロジー)という機能が消えているので劣化リネームになり
ますが。

Intel® Z370 Chipset
Intel® Z270 Chipset
ドスパラが専用ページでSRT対応であると載せていますが、
↑の公式へ行くと日本語も本家(United States (English))
も消えているので、恐らく対応してい無いと思われます。



Socekt LGA775の時も同様な感じで互換性が無い事があ
りましたが久々なので、購入する前によく確認する様にして
下さい。



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