【ゲームが出来るPCについての話】ゲーム目的でPCを購入したり、PCを購入したらゲームもしてみた
いと考えている方も居ると思います。
今回は
ゲームが出来るPCについて書きます。
【ゲームの基本的な話】
【動作基準について】まず始めに知って置いて欲しいことを書きますが、より「
多くの
消費者にゲームをやってもらう」為に、ゲームを作成するに当た
って動作基準を可也
低く設定しています。
だから、大抵
3~4世代前の構成を最低の動作基準にしている為、
元から
ゲームに使用する事を
目的に製造されていないCPUやGPU
で無い限り、ゲームが出来る様に作成されています。
【構成による差】「
多くの消費者にゲームをやってもらう」と言う上記と同じ理由
ですが、
基本的な処理部分に構成による
差はありません。
少し考えれば分かると思いますが、「
○○の構成でしかゲームが
動作しない、
他の構成ではまともに
動作できない」となったら、
ゲームが出来る消費者が
限定されてしまう事になる為、自ら首を
絞める事はしません。
例えば
Intel構成では動くのに
AMD構成では
動かない、と言う事
はありえません。
必ずどの構成でも
動作基準の性能を
満たしていれば動作する様に
ソフトは作られていますし、
特定の構成だけ
優先して動作する様
には作られていません。
(
2017/7/11追記)
【ハードに最適化と言う与太話】上記した様に根本部分はOSに即したAPI用のライブラリを利用し
た
汎用プログラムで組まれているので、特定のハードに最適化な
んてされていません。
特定の独自機能がある時に遅くなる等の処理の問題が出た時に条
件文で動作の仕様を合わせてもらう様にすることはありますが、
処理に問題があるのを改善する為であって優位になるわけではな
いと考えて下さい。
ハード側がソフト側に合わせることはあっても、ソフトがハード
に合わせることはありません。
【ゲームに流れるパーツ企業のロゴについて】よくゲームに技術協力しているCPUやGPUの
製造企業のロゴが流
れますが、技術提供をしている企業の製品向けに作成されている
と言う意味ではなく、
技術提供を受けているからその企業の製品でゲームをする時に、
構成の特性に合わせて
快適に出来るセッティングを
事前に用意で
きていると言う意味であって、
他のパーツ企業の製品では
基本的な処理に
差が出る様な作りには
なっていません。
【ゲームが出来るPCとは】ゲームを動作させる為には、
ゲームプログラムを処理する
演算部
分と
画像を表示する為の
描写部分の性能が必要であり、
ゲームプログラムの演算部分にはCPUの能力、描写にはGPUが関
連しています。
つまりゲームが出来るPCとは、
CPU(
Central Processing Unit)
と
GPU(
Graphics Processing Unit)の性能が、
ゲームを動作さ
せる事が出来る性能の基準を満たしているPCの事です。
【ゲームが出来るCPU、APUとは】上記した様に数世代前の構成を基準にソフトが作られている為、
最新の世代のCPUの場合、設定によっては
ローエンド帯のCPUで
も動作させる事が出来る事もありますが、
基本的に以下の
ローエンドから
ローミドル帯のCPUは、ゲームを
やることを前提に作られていません。
現世代の例:
Intel(
Atom、
celeron、
Pentiam)、
AMD(
Carrizo、
Kabini)
快適にゲームをしたい場合は、Intelなら
Core i3以上、AMDなら
Aシリーズ以上のものが必要になります。
(但し一部のゲームは
4Core以上の
CPUが必要)
尚、Intelの場合は、
IntelCPUの特性の関係上
CPUキャッシュの
容量が
少ないほど
処理に遅延が発生しやすくなる為、出来るだけ
キャッシュ量が多い方が良いのと、
データを処理する速度を上げて処理するデータの回転率を上げる
事で、CPUキャッシュの容量をゲームを構成するデータの量が超
えた時に遅延が発生し難くする目的で、出来るだけ高性能なCPU
の方が良いです。
因みにこれが巷で
高性能なCPUの方良いとされている理由なので
すが、あくまで
Intelの製品だけの話であって、他社製品にはあて
はまりません。
動作基準を満たしていて、等速で処理をし続けられるCPUやAPU
であれば、CPUが原因で
処理の問題が出る事は無いからです。
【ゲームが出来るGPUとは】ゲームの処理で一番負荷が掛かるのが
画像の描写で、ある程度
GP
Uの能力がないとゲームによっては起動すら出来ません。
一応ローエンド辺りのGPUを内蔵したCPUやVGAでも2Dの
本当
に軽いゲームなら出来ない事はありませんが、
3Dポリゴンゲーム用には向いていません。
現世代の例:
Intel(
全内蔵GPU)、
AMD(
R7 240、
R7 250)、
nV
idia(
GT710、
GT720、
GT730、
GT745)
快適にゲームをしたい場合は、AMDなら
RX 560以上、nVidiaな
ら
GTX1650が搭載されたVGAが必要になり、
ノート向けの場合は、AMDは内蔵GPUが強力な
Aシリーズ以上か
MobileGPU(
Radeon)、
nVidiaは
MobilGPU(
Geforce)が必要
になります。
尚、
Intelの内蔵GPUは性能が低くゲームに
向いていない所か業界
の基本的な基準を満たしていません。
しかもドライバの
出来も悪く描写も
不完全な事も多いので、Intel
構成である程度負荷の掛かるゲームをやる為には、
VGAか
Mobile
GPU(
Radeonか
Geforce)の搭載が必須になります。
【ゲームで変わるCPUとGPUの重要度】【オフラインゲーム】
基本的に
処理がPC内で完結する為、ゲームの処理の重要度は
GPU≧CPUとなります。
【オンラインゲーム】
最近のオンラインゲームの処理は
不正対策の為にPC側の処理が最
低限になっており、ダメージ演算等の演算部分を
サーバ側で処理
をしている為、CPU側で重い演算をすることがなくなっています。
其の為、
処理の重要度は
GPU>ネットワーク回線>CPUとなって
いて、CPUはあまり
重要ではなくなっています。
【現在発売されているPCでゲームをするなら】【タワー型 デスクトップ】
【Intel構成】
CPUを
Core i5以上でVGAを
RX 570か
GTX1660辺りを搭載した
PCを購入すれば、大抵のゲームは快適に出来ます。
【AMD】
CPUを
RyzenシリーズでVGAは上記と同じく
RX 570か
GTX166
0辺りを搭載したPCを購入すれば、大抵のゲームは快適に出来
ます。
尚AMDの場合は
Aシリーズの
APUは内蔵GPUが非常に強力で、
ロ
ーミドル辺りの性能があり、業界の標準を超えています。
VGAを搭載しなくてもある程度の
3Dポリゴンゲームが出来るPC
になります。
【ノート】【Intel】
CPUは
Core i3以上ですが、上記した様に内蔵GPUの
性能が低い為、
MobileGPUが必須になります。
【AMD】
AMDのノート向けは
Aシリーズ以下の
APUを搭載したし物かあり
ません。
CPUは
Aシリーズで、内蔵GPUが強力な為基本的にMobileGPUは
必要ではありませんが、
MobileGPU(
Radeon)を搭載している場合は
Dual Graphicsと
言う内蔵GPUとMobileGPUを
連動させる機能で性能向上が出来
ますので、MobileGPUが搭載されている物を選んでも問題はあり
ません。
【ゲームが出来るPCを製造している所】【大手家電メーカー】大手家電メーカーのPCでゲームが出来るPCを製造しているのは、
MobileGPUを
カスタムで搭載出来るSony(VAIO)と一部の製品
でMobileGPUを搭載している
東芝と、
AMDのAシリーズAPUを
搭載したPCを出している富士通くらいです。
(現在残念な事にミドルクラス以上のAPUを搭載している所がなく
なっています。)殆どの機種が
性能の低いIntel CPU内蔵GPUを高性能と「
騙って」
MobileGPUを
搭載していないので、選択肢は多くはありません。
(
2019/6/29追記)
Intel CPUの脆弱性と10nm設計の一度の失敗及び生産調整でリ
スク回避の為かAMDの
Ryzen APUを採用したノートPCが
NECと
富士通から出しているので、選択肢が増えています。
【海外BTO】hp、
ASUS、
MSI、
Acer、
Lenovo、
Dell等の海外BTOのノート
PCは基本的に
MobileGPUを積んでいる為、大抵ゲームが出来ま
すが、一部のモデルには搭載されていない事もあるので注意が必
要です。
デスクトップについては、
Dellの様に
ゲーミングPC(
ALIENWAR
E)のカテゴリーに属していないと
VGAが
搭載されていない事があ
るので注意が必要です。
【国内BTO】BTOでも専門企業の
ONKYOや
EPSONの場合VGAを搭載していて
も
高性能な物を搭載していない事が多いので注意が必要です。
尚、一部の企業ではノートPCも出していますが、大手家電PCと同
じく選択肢は多くありません。
またBTOでも
自作PC用のパーツを使って
FRONTIER等の
BTOPC
を組む所の場合は、VGAを搭載しているモデルを購入すれば問題
ありません。
此方はノートPCはありません。
【PCパーツ店】PCパーツ店のタワー型デスクトップの
ショップブランドBTOには
殆どVGAが搭載されていますので、ゲームが出来ます。
尚一部の店では
ショップブランドの
ゲーム向けノートPCの
ゲーミ
ングノートを製造をしては居ますが、
高性能なMobileパーツを無理やり詰め込む為に筐体を大きくして
いるので
大型な上に重く、さらに
発熱が酷いのと
消費電力が高い
ので
バッテリー駆動が
3時間も持ちません。
正直ノートPCである必要が無いのでゲーミングノートはお勧め出
来ません。
普通の
MobileGPU積んだ物かAMDの
AシリーズAPUを搭載した
ノートを買ったほうが良いです。
【買える場所】【実店舗】【大手家電量販店】仕入れていれば
Sonyの
MobileGPUを搭載した
PCを購入する事が
出来ますが、殆どの場合ありません。
また、一部の量販店では
海外BTOや
国内BTOの製品を仕入れてい
る事があるので、ゲームが出来るPCを購入する事が出来ます。
【PCパーツ店】ショップブランBTOを購入できますが、
海外BTOの
ノートPC等を
取り扱っている場合もあります。
【BTO直営店】海外や日本の
BTO専門企業の
直営店(
Gateway、
Mouse Compu
ter)等で購入する事も出来ます。
【ネットショップ】基本的に実店舗で買うよりも
安い傾向にあり、
値引きイベントも
定期的に行われますのでお得です。
ただし、
サポートについては実店舗より
劣る事が多くなります。
(主に輸送と期間の問題)
【直営店】BTOでも
実店舗の家電量販店の場合
カスタムが
出来ない事が多い
のですが、
ネットショップの直営店の場合カスタムでMobileGPU
を
搭載出来るPCもあるので、此方の方が選択肢が広がります。
【BTO直営店】国内BTOでも
STORMや
FRONTIER等のネットでのみ購入できる
BTOがあります。
【PCパーツ店】ネットショップを持っている
PCパーツ店(
ツクモ、
ソフマップ)の
場合
ショップブランドBTOをネットでも購入できます。
偶にゲームするならCore i7が必須と言う
デタラメを見かけますが、
市場全体の
5%にも満たない
BTOPC&自作PC所持者の中でも更に
1桁%しか居ないCore i7を基準にゲームを作る訳が無いので、惑
わされない様にしましょう。
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